マウンテンバイクのホイール規格とハブについて考えてみた
<KONA BIGHONZO DL>を購入して3ヵ月経ちました。 実はつい最近まで26インチ愛好家であったんです。
(STANTONBIKESのSLACKLINE631に乗ってました)
平たく表現すると新しいMTBに買い替えるタイミングを失っていたんですが・・・
で、27.5プラスという規格はどうかと言えば、トレイルライドから家の前でのプチストリートライドなんかも調子良くライドできています。
で、今回の件名は「ハブとホイールを注文した件」・・・
「調子良いって言ったのはどこいったんや!!」
となりますが、これには理由がありまして。
マウンテンバイクのレースシーンでは29インチがトレンド!!
また、ルール改正で前29インチ後27.5インチといった前後異径もオッケーになり、レーシングシーンでも取り入れられてきているのです!!
といった感じで、サトシ的にそもそも気になったことから期待も含めて、新しくホイールを組むことを整理していきます。
今使っているホイールのこと
<KONA BIGHONZO DL>完成車についていたホイールです。
・ハブは安心のシマノ製で主流になりつつあるBOOST規格。
グレードで言えば500番台の「DEORE」より下の400番台でよりエントリーグレードと思われます。 「DEORE」より下ってことは「ALIVIO」??
そう考えると不安は多い・・・
少しコストを抑えすぎている感ありますね。
・リムはWTB製で「ST i35 TCS」という品番。
リム幅35㎜でセミファット対応、専用リムテープでチューブレスも対応可。 グレードとしてはスタンダードなものですが、十分に使えるリムです。
これに関しては不安や不満はないですね。 バランスとしては、やっぱりハブのグレードが見劣りする印象。 せめて「DEORE」グレードで組めなかったんだろうかと思うのは僕だけではないはず。
今回組むホイールのこと
・ハブはKUWAHARA製。 DIAVOLO V2のBOOST規格です。 神奈川県相模原市にあるWillBiycicleというサイクルショップさんがハブについて動画を上げられています。 音ヤバー
・リムはFUNN製<Fantom Welding SeriesのAM35>
リリースされて間もないものなのでレビュー等はまだ出ていませんが、ルックスが渋い。 カラフルなのリムで組みたい気持ちもありましたが、このサンドブラスト塗装が色っぽいのが決め手!!
組まれた姿を早く拝みたい!!
なぜ新しいホイールを組むのか
誤解を受けるかもしれないですが、シンプルに表現すると<ホイールのスペックが物足りないから>なんです。
ハブのグレードが見劣りすると前述してますが、まずはそこです。
やっぱり完成車でもある程度のグレードでなければ、ホイールは早期に交換するパーツの一つかと思います。
もちろん、通常使用の範囲であれば何の問題もないスペックです。 しかもチューブレスにできるんですから何の文句もありません。
このグレードでチューブレスがスタンダードって嬉しい。
しかーし、問題の「ハブ」の具体的な不安、不満はここ。
激しい下りでのアクションで高負荷をかけた際にハブが悲鳴を上げたように感じました・・・
<ハブは回ろうとしているのに、外圧に負けて回せなくなっている>
とでも表現しましょうか。
BOOSTで剛性が上がっても、ハブの受けの部分やベアリングは質が問われるのではないかと感じましたね。
で、なんでここまで感じるかと言うと過去に完組ホイールにセラミックベアリングをインストールしたことがあるんです。
東京で<ChimchimRacing>というフレームビルドやカスタムをされている方に依頼をしました。(今はショップもされている??)
世界で活躍する大物ライダーとも交流がある方のようです。 その時の記事が残っていましたので、良ければ参考に。
そのとき、セラミックベアリングを入れたホイール変化は回転がスムーズになった!
よりも、<プッシュ・プルなどのアクションに対してのホイールの反応が格段良くなったこと!!> なんです。
●高負荷でもペダルからチェーンを介しホイールに伝わる力のロスが減る
●高負荷でもクランクからの加重・荷重にリニアに応えられるハブの性能
これ、結構重要。 あ、これはサトシ的感覚、スキルからの見立てなので、本当にそうなのかはわかりません。
しかし、一か所でしかも小さい部品でありながら高負荷のかかるハブのスペックを考えていくことは大事だと思います。 (だから、KI〇GやHADL〇Yは高いんでしょうね。買えば資産になる!!くらい価値があると思います。)
ですので、通常使用では特別不満は無い、でもやっぱり物足りないということが最大の理由です。
今回組むホイールの最大の目的は
下り系29erになるためです!!
BIGHONZOがリリースされたとき、当然27.5という規格もセミファットという規格もありませんでした。
しかも、29erはクロスカントリーをターゲットにされていた規格でしたが、KONAは下り系29erとしてのリリースはとても斬新だったと思います。
その後、BIGHONZOはトレンドの中でセミファットという規格に落ち着いたのだと思います。
で、今のトレンドは29erと27.5+のコンパチがトレンドの1つです。
ハードテイルでエンデューロレースをターゲットにしたとき、29erはメリットも大きいと考えています。
GIANTでわかりやすく説明されている図がありました。 29インチの障がい乗り越え性の高さは言わずもがな。 また、下りでのアクションなどを考えると27.5の機敏さも捨てがたい。
まずは前後29erでどうなるかを実験します!!
で、今後は前後異径も試しながらBIGHONZOとサトシにはどのスタイルが楽しめるのかを実験していきます!!