マウンテンバイクのハンドルバー幅を悩んでみた。
昨日の朝、ライドに行く気満々で起きると・・・
雨でした・・・
しばらくしたら止むんだろうと想定していたのですが、子どもが学校に行く時間になっても雨が降っていたので心が折れました・・・
なんて弱い心(笑)
20代ならきっと乗っていたはず!!
「雨でトレイルを痛めてはいけない」という大人の判断で、心をざわつかせずに休日を過ごせるようになったものです(笑)
そんな日に、ふとハンドルバー幅について考えてみた。
今使っているハンドルバー幅と用途、今後エンデューロレースに参戦する際にサトシの理想なハンドルバー幅とは??
そんなことをまとめてみました~。
サトシ的ハンドルバー幅の考察
そもそも、ハンドルバー幅を悩む要因って??
マウンテンバイクシーンのハンドルバー幅の歴史っていうと大げさですが、身体に近いパーツなので結構重要なイメージがあります。
ですが、サトシ的には結構なんでも良いパーツの一つだったりします。
なんでかというと… 「それ以上に重要や効果のわかりやすいパーツが多すぎて、ハンドルバーまで気が回らない」
サトシの個人的な意見ではありますが、意外に同意を得られるのではないかと思っています。
「だいたい世間様このくらいの長さ」というのがついてたら大丈夫そう。(今だったら700~740㎜くらい)
「じゃあ気にすんな」となりますが、そうもいかないのが冒頭のマウンテンバイクシーンのハンドルバー幅の変化の歴史があると思います。
ここからはサトシ的な実感での振り返りですので、偏っているのはご容赦ください。
サトシは直接的に知らないのですが、2000年頃までってマウウンテンバイクのハンドルバーでロードバイクとそんなに変わらなかったんっですってね。
クロスカントリーやと580㎜くらいがスタンダードやったんですね。
ダウンヒルで660㎜あたりだったようです。
そこに急激な変化をもたらしたのが、元ダウンヒルワールドカップチャンピオンで現ワールドカップエンデューロのトップレーサー<サム・ヒル>です。
サム・ヒルの代名詞と言えば…
・ワイドハンドル
・フラットペダル
ワールドカップダウンヒルのチャンピオンとなり、そこから急激にハンドルのワイド化とフッラトペダル向けのシューズがメジャーになりました。
サトシがマウンテンバイクを始めた頃でしたのでよく覚えています。
でも、その頃のワイドハンドルでも長くて720㎜くらいかと思います。
そこから機材の進歩でどんどんハンドルバーはワイド化して、現在は800㎜オーバー…
ダウンヒルシーンで起こったハンドルバーのワイド化が、時間の経過を経てマウンテンバイクシーン全体でどう起こったのか。
完成車では下り系であれば760㎜以上、クロスカントリーでも720~740㎜のハンドルバーがついている現状。
しかし、現実にはワールドカップクロスカントリーの絶対王者<ニノ・シューター>は680㎜のハンドル幅だそうです。
ワイド化しているけど、実際には疑問が生じてきます。 絶対的に幅の広いもハンドルバーが正義!!とはいかないように思います。 そこで、サトシという一般人の縮図で見ていきましょう(笑) (極小の縮図!!ですいません…)
サトシの使用ハンドルと用途の確認
まずはKonaBigHonzoのハンドルバーから。 <RaceFace>で元の長さは765㎜だったと思います。
現在のハンドルバー幅はトレイルライドを想定して720㎜です。
サトシがマウンテンバイクを始めた頃で考えれば、トレイルライド基準でめっちゃ長いわけです。
世の中のハンドルバーの長さって、この10年で急激に変化です。
トレイルライド向けで軽量に作られているカーボンのハンドルバーでも720㎜あたりがスタンダードですし。
どのくらいのライダーがノーカットで乗ってらっしゃるんでしょうか?? 興味があるので、もしよければコメントください!!
KonaBigHonzo、サトシ的にはトレイルライドがメインで使っているのでこんなもんが丁度良いと感じています。 で、先日紹介したIRO Bycycleではどうかと。 NITTO BULLMOOSEです。
ハンドルバー幅は710㎜でノーカットです。 このバーはトレイルライドというより、グラベルライド的な位置づけのような気もします。
が、それですら700㎜オーバー。
どういう縮図が見えるかというと…
<機材の進歩、タイヤの大径化等でハンドルバー幅を広くする必要性とメリットは浸透!!>
という、サトシ的な無理やりな結論を出します。 あ、ひとまずですよ(笑)
では、なぜひとまずなのかを続けていきましょう。
トレイルライドでのハンドルバー幅は??
では、サトシのようなトレイルライダーにまで浸透したハンドルバーのワイド化。
現在で720㎜を使っています。
それまでの変化としては 620㎜→640㎜→680㎜→700㎜→720㎜ みたいに、乗る機材の変化で小刻みに変化させていたように思います。
で、現実的な問題。
トレイルライドでハンドルバー幅は命を左右します(笑)
だって、狭いシングルトラックで木や枝にハンドルとられて滑落…
なんてことも十分あります。 ですので、ワイド化と言っても実際に走るトレイルを想定して適した幅が存在するということです。
サトシがよく走るトレイルは木が茂ったシングルトラックがメインなので、今以上ハンドルバー幅を広げることは現実的ではありません。
実際にライド仲間が760㎜幅でライドしていると、とにかく気にグリップを当てまくって転んでいました…
いくら機材の進化に合わせてハンドルバー幅をワイド化するのかと言えば限度もあり…
サトシの今の現実的なところでは720㎜が妥当なところと言えます。
エンデューロでのハンドルバー幅は??
エンデューロになれば専用コースになるので、ハンドルバー幅は長くできるように思います。 サトシ的な感覚で言えば760㎜が良さそうと思っています。
それ以上の長さを試すことも検討していきたいですが、実際には長すぎてもそこまでのメリットは見いだせないかと思います。
ハンドルバーのワイド化のメリットは、<抑え込みが効いて安定する>ことと言われています。
一方でデメリットは<状況によっては上半身目いっぱいをハンドル操作に使わなければいけなことで、身体全体の可動域が制限されることもある>です。
メリット・デメリットを天秤にかけつつ、走るフィールドを基準にすることが大事だと思います。
結局、ハンドルバー幅ってどうすんの??
で、ハンドルバーの幅はどうするべきか…
走るフィールドに加え、ライダーの慣れ、身体の感覚を総合的に判断する必要があると思います。
なんでもワイド化が良いかと言えば、やはりライダーの体格や筋肉などが影響すると思います。
ワイド化すると肩や背中の筋肉が必要になってきます。
そこの筋肉が強くなければワイドバーのメリットを生かせないように思います。
また肩甲骨を意識できなければ不自然なフォーム、また固まった姿勢になることも考えられます。
一方で、ワイド化することで自然に胸が開き肩甲骨も広がるので、呼吸のしやすさや自然に可動域が広がることが期待できます。
結果として、自然なフォームが身につくことになるかもしれません。
メリット、デメリットだけをピックアップするのではなく、ライダー自身が自分の身体の特徴を知り、そのうえでメリットを生かせるのか、デメリットが増えるのではないか、という模索をしてみてはいかがでしょうか??
ちなみに、サトシはワイド化を目指しているので肩や背中の筋トレに励んでいます!!